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滋賀県を拠点として、地域リハビリテーションを合い言葉に、県内外でアットホームな音楽活動をされている、えびすライブ実行委員会をご紹介します。

掲載されている記事は、2007年の取材時の内容です。

この活動の始まりは、滋賀県甲賀市信楽町を拠点とする【精神障碍者支援グループ『親友会』】により企画され始まったアットホームな音楽活動です。そして、その目的は障碍の有無、年齢、性別、人種にかかわらず誰もが気楽に集まれる空間を創り、多くの人がそれぞれ思いを一つにして楽しい時間を過ごせる場を提供しようと考えました。そして、「もっと広く、多くの人にも楽しんでいただこう。」との思いから実行委員会を立ち上げ、親友会はもとより広く仲間を募り現在に至りました。
ライブを重ねていく中で参加してくださる方々が楽しい時間を過ごし、元気を回復して何回も参加される人が出てきました。音楽にはそんな力があることを実感しています。
多くのライブでは開催地へ出かけていくことが必要ですが、私たちは、聞きたい人があればこちらから出かけて行く「おでかけライブ」を考えました。この活動をしていく中で地域の力を活性化するのに何かできそうだと感じました。そこで、「地域リハビリテーション」という考えを取り入れた活動を基本にしようと考えました。

「地域リハビリテーション」とは地域が本来持っている機能を回復することで、その目的は「社会的、文化的、経済的な面を含めた人生の向上で『生まれてきて良かったと思う人生』にすること」と言われています。具体的には「地域の構成員が差別することなく互いに助け合い、お互いを尊重し、尊巌を持って住み続けることができる温かな社会を作る。」ことです。
そのためには地域の人と人とのつながりや元気が出る活動が必要になります。そこで、えびすライブはできる限りバリアフリーであることを大切にしながら、音楽やイベント活動を通して人と人とのつながりを広げ、地域の力の回復に役立てばと思っています。
現在、この趣旨に賛同して「音楽活動をする仲間を増やそう」をモットーに活動しながらこの輪を広げていきたいと思っています。
えびすライブのホームページにおきまして、イベント情報をご覧いただけます。