掲載されている記事は、2007年の取材時の内容です。
昭和54年7月に滋賀県脊髄損傷者協会が設立(平成16年6月にNPO法人化)し、福祉のあらゆる情報の収集発信や脊髄を損傷された車椅子の方を中心に重度車椅子障がい者の自立及び社会参加を支援する活動(ピアサポート)や県や市などの行政をはじめ公共交通機関、民間企業に対して施策やバリアフリー化の提案、要望活動されて来ましたが、要望だけでなく支援団体として自らの手で直接生活面のサポートをしていこうという志と生活面で不自由をされている方のニーズも高まった事から、平成16年11月に「障がい者サポートセンタースマイルフレンズ」として居宅支援事業を展開することとなりました。
滋賀県は地理的条件や交通事情から自動車での移動を余儀なくされます。そのため、身体に障がいのある者にとっては特に移動が不便な地域です。他の事業所では居宅介護に重点がある中で、スマイルフレンズでは車での移動支援を実施し、余暇活動や買い物などの際に利用してもらえます。 また、管理的な仕事を一人でこなしておられる前野さん自身が身体障がい者であり、サービスを受けられる障がい者に対して同じ目線でピアカウンセリングを行うことができるため、利用者からの支持は大きいと思われます。正に「障がい者による障がい者のための介護事業」となっているわけです。
障がい者サポートセンター スマイルフレンズ 〒525-0034 草津市草津3−14−40